自分が年を重ねたせいか、訃報に目がとまってしまいます。
今朝のWebニュースで英国の映画俳優・監督のリチャード・アッテンボロー氏死去のニュースが流れました。
リチャード・アッテンボロー、ご存知の方はそれなりの年齢だと思います。
私の記憶で言えば…
大脱走のBig-X
飛べフェニックスのパイロット
など、渋い助演男優。
遠すぎた橋
ガンジー
遠い夜明け
みたいなやたら長時間の映画を作る監督。
運よく「大脱走」国内DVDのトレーラーを発見しました。 その上サムネイルがリチャード・アッテンボローという奇跡。
彼の映画をたくさん&何回も見たような気がします。
素晴らしい映画を届けてくれたリチャード・アッテンボロー氏に 合掌。
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今朝のYahooニュースで、エイリアンをデザインしたH・R・ギーガー氏の訃報が流れていました。
エイリアンは「私の好きな映画④」でも紹介させていただいた、お気に入りの一本です。
前回と同じトレーラーフィルムですが、追悼を込めて…
私を恐怖させたデザイナーの魂に、合掌
半年ぶりの話題です。シリーズでやっていたのを忘れていました。
最近あまり聞きませんが、「アメリカンニューシネマ」というジャンルがあります。
1960年代後半から1970年代にかけて製作された、若者の反体制的な心情を描いた… と定義されていますが、WiKiによれば日本での呼び名で世界的なジャンルではないようです。(これは今回調べて驚きました)
今回はアメリカンニューシネマからと思ったのですが、名作が数多ある中でどれを紹介しようか迷ってしまいます。迷いついでにアメリカンニューシネマ特集で行こうかな…
まず、初めはイージーライダー
監督 デニス・ホッパー
主演 ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー
公開 1969年 アメリカ、コロンビア映画
麻薬取引で大金を稼いだ二人が改造ハーレーにまたがりアメリカを旅する映画。これが自由の国なんだと思わせるストーリーですが、最後は保守的な人々に自由な若者だという理由だけで射殺されてしまうという、ちょっと衝撃的な内容です。
当時の日本の若者から見てアメリカは自由の象徴だったのですが…
彼の国は自由を標榜しつつ偏狭なところは今も昔も同じなのかもしれないですね。
Get your motor runnin'
Head out on the highway
Looking for adventure
In whatever comes our way
ステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」もこの映画の挿入歌です。
ちなみに出だしは、いつものラーメン…と聞こえる空耳になっています。
私はこのころ中学〜高校生、アメリカンニューシネマに影響を受けたアナーキーな扱いずらいガキだったと思います。高校に入ってバイクの免許を取り、カワサキのマッハに乗っていました。本当はキャプテンアメリカのようなチョッパーに乗りたかったな…

画像出典:ウィキペディア
フラッシュバックメモリーズを拝見しました。
オーストラリアの民族楽器、ディジュリドゥの奏者GOMA氏が交通事故の後遺症の高次脳機能障害(新しい記憶が維持できないとのこと)と戦いながらミュージシャンとして活動を復活させていくドキュメンタリー映画です。
映画はビデオに収められていた過去の映像と回想、現在、家族、友人そしてライブシーンがオーバーラップしながら展開し、GOMA氏の中で起こるフラッシュバックを表現したりと、いわゆるドキュメント映画とは一線を画す内容でした。
そしてなんと、フラッシュバックメモリーズはキネ旬の2013ベスト10の10位にランキングされています。(7位が「風たちぬ」なんでとてつもない快挙とも思える…)
ですが、大変申し訳ないことに私自身は家のプレーヤーで2Dで見たため表現的によくわからないところがあったりして(゚▽゚;) よく考えてみるとあのライブは3Dで、バックの回想シーンから切り浮き上がっているんだろうな… みたいな感じです。
今後、ミニシアターや小ホールでの上映を企画されているようなので、機会を見つけて3Dで再度拝見したく思っています。
YouTubeにトレーラーがありました。
この話題も久々です。
その前に、eドキュメントJAPAN2013は無事終了いたしました。
たくさんのお客様に弊社ブースへお立ち寄りいただきました。
ありがとうございます。
さて、映画ですが、この夏、ユニバーサル スタジオ ジャパンに行ってきました。
帰ってきてから、アトラクションを思い出しつつ映画を見ようと、ブルーレイを2タイトル購入しましたが、その一つが「ジョーズ」
1975年アメリカ映画
監督 スティーヴン・スピルバーグ
出演 ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス
ジョーズ=ホオジロザメは、肉切ナイフのような歯を持ちカルカロドン(ギザギザの歯)という学名をもつサメで映画の中では次々に人間を襲っていきます
対する保安官にロイ・シャイダー、サメハンターの漁師にロバート・ショー、何といってもロバート・ショーが渋い。
ロバート・ショーは風貌からロシアのスパイとか敵役が多い人ですが、個人的にも好きな役者です。この映画の数年後に他界されたのが残念。
自然には人知を超えた存在がいて、それと戦う人間の小ささと、逆に力強さを感じる映画です。
ちょっと気になるのは皆やたらと煙草を吸ってることかな…
会社の会議室で見始めたら、途中でやめらなくなり最後まで見てしまいました。
映画の話もちょっと間が開いてしましました。
本日は、フォン・ブース。
2002年、アメリカ
監督:ジョエル・シュマッカー
主演:コリン・ファレル
実は主演のコリン・ファレルなんて全く知らないし、監督も今回初めて確認して「セント・エルモス・ファイアー」の監督であることを知りました。
ストーリーは詐欺師のようなコンサルタント業の男が、狙撃手に狙われた電話ボックスの中でトラブルに巻き込まれて翻弄されて行くというサスペンスもので、ある意味展開の無い映画なのですが…
この映画の面白い所はほとんどのシーンがビルの谷間にある一台の電話ボックスという所です。カーチェイスも爆破シーンも無くひたすら電話ボックスの周りでストーリーが展開して行く。が、しかし手に汗を握るような緊張感。
始めて観たとき、面白さとともに金かかってね〜、と思いました。
でも電話ボックスのシーンだけで映画ってこんなに面白く撮れるんですね。
目から鱗。
是非、プロジェクターの迫力ある画面でお楽しみください。
今日このおりに何ですが、ご紹介する映画は「ワイルドギース」です。
1978年イギリス映画
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
主演:リチャード・バートン、ロジャー・ムーア、リチャード・ハリス
企業の権益を守るため内戦状態にあるアフリカの国に捕われている民族指導者を奪還しに送り込まれた傭兵部隊を題材にした映画です。
この映画には戦争映画のスリルだけでなく、日本人とは違うヨーロッパの国々の手法、価値観が表現されていて好きな映画なのですが…
当時の大物俳優も多数出演しています。個人的にはリチャード・ハリスが好きですね。
遠いアフリカで悲しい事件がありましたが、BP本社のあるイギリスはこんな国なのだと思います。映画のストーリーだけの話と思いきや、事態が長引けば傭兵やSASの突入なんてこともあったかもしれません。
こういうことは映画の中だけで終わってほしかったですね。
国内でですが日揮の方ともお仕事をさせていただいたこともあります。
犠牲になった方々の冥福をお祈りするとともに、海外で日本のために働く多くの方の安全に思いを馳せて。
2012年の最後を好きな映画で締めくくりたいと思います。
ちなみに、弊社の年末年始の休業は12/29(土)〜1/3(木)となります。
オフィスのある有楽町から晴海通りを渡ると日比谷、東宝劇場などのビルが建ち並んでいます。その一角にゴジラの像が立っていました。

ゴジラの上映は1954年、動員数は900万人を超え経営的に苦しかった東宝を救ったとも言われています。

台座には山根博士(志村喬)の「このゴジラが最後の一頭だとは思えない。」の言葉が刻まれています。続編はいくらでも出来るという示唆でしょうか…
海の中で静かに眠っていた古代の生物「ゴジラ」が水爆実験によって眠りから醒め、自衛隊の攻撃を跳ね返し東京を破壊し尽くしますが、最後はオキシジェン・デストロイヤーという化学兵器で退治されてしまうというストーリーです。
今から見れば稚拙な特撮ですが、画像がモノクロであることも手伝って妙に迫力があります。音楽も良いですね。
オキシジェン・デストロイヤーの秘密を守るためにゴジラと一緒に死んで行く芹沢博士(平田昭彦)も私としては切なく、娯楽作と言えども主題が「核実験・暴走する科学に対する警鐘」見たいな制作者のメッセージを感じさせられる一本です。
この映画も大画面で見たいですね。
今回は趣向を変えてせっかく見たのに、よくわからなかった映画をご紹介します。
鈴木清順監督の「ツィゴイネルワイゼン」
1980年日本映画
監督:鈴木清順
主演:原田芳雄、大谷直子
美しい映像と抽象的な表現、芝居仕立て、八月の濡れた砂の藤田敏八が俳優やってる映画…
キネマ旬報でベストワンに選ばれ、国内外の映画関係者に激賞された作品ですが次の「陽炎座」を含め残念ながら当時の私には理解出来ない映画でした。
その上、私の頭の中で「ツィゴイネルワイゼン」と「陽炎座」が渾然一体となって分離出来なくなっています。正直、あらすじもよくわからないので興味のある方はWiKiを参照ください。
ちなみに鈴木清順監督浪漫三部作公式サイトなる物もありましたのでご紹介します。
鈴木清順監督浪漫三部作(リバイバル版)公式サイト
1997年ある日の夕方、私が小田急線経堂駅横の路地を歩いていると気怠そうに歩く男性とすれ違いました。 お、藤田敏八だ… 振返り男性の後ろ姿を見送りましたが、藤田の訃報が流れたのはそれから数週間ほどたってのことでした。
今見ると理解出来る映画なのでしょうか?
この手の映画が好きだというと人格が疑われる可能性がありますが、あえて今日は「ダーティーハリー」で行きます。
1971年アメリカ映画
監督:ドン・シーゲル
主演:クリント・イーストウッド
クリント・イーストウッドは現在では監督としても有名ですが、それまでは西部劇のガンマン、特にイタリアで作られた西部劇「マカロニウエスタン」という怪しげなジャンルの映画スターでした。
怪しげなどと書きましたが「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」はクリント・イーストウッドの演技が渋く必見でもあります。
そのクリント・イーストウッドが刑事役、それもS&Wの44マグナムM29を携えて… 現代のサンフランシスコを舞台にした西部劇のような映画かな…
1970年頃のサンフランシスコはこんなに恐ろしいところだったのでしょうか?
私がアメリカ本土に行くようになったのは1990年代になってからですが、サンフランシスコで、というかアメリカで危険な目にはあったことはありません。(「この通りより向こう側に行ってはいけない」と言われた注意を守ったから?)
ドラック、暴力、銃、異常者、犯罪、この映画にはアメリカの闇が映し出されています。
闇を見せながら、最後は悪を倒しすっきり終わる。
銃好きの男性にお勧めの映画(°∀°)b
余談ですがハリーは上司に向かって「san of a bitch」と非常に汚い英語で悪態をつきます。外資系に勤める友人にそれってどうよ?と聞いたら、解雇覚悟でないと言えん…との回答でした。
暴力と殺人にお下品なスラング、昔はTVのなんとかロードショーで放映していましたが、本国アメリカでは日本で言うところの「R指定」映画です。
ちょっと薦め方がおかしいような気がしますが…
是非、大画面でご覧ください。